WHO IS THE WINNER

GENKI IMAMURA

誰が勝者になるのか

最近、XiaomiがPhilippe Starckを起用して彼らのSmart DevidceであるMiMixをリデザインしたり、MicroSoftのSurface Studioのデザインが洗練されたりと、「デザイナー」としては気になる話題で溢れていて楽しいです。

AppleのMacbookがちょっと期待はずれだったりして、XiaomiやMicroSoftがアップルを超えた。かのような反応を見ることができますが、テクノロジー・技術・デザイナーリソースが昔よりもオープンな時代において、このような流れになる事はなんとなく予想できていたのではないでしょうか。

Appleが市場に革新を起こしてからは、全てのプロダクトは「漸進的な価値の拡充」になってしまっています。Xiaomi MiMixの「縁なし画面」や、MicroSoft Surfaceの「Surface Dial」もAppleの「Touch Bar」も全て「デザイン思考」から考えられたもので、自分にとってはかなりどうでも良いことだったりします。と言うよりも、プロダクトライフサイクルからしてもそういう時期なので仕方がないかなと思っております。最近のAppleのCMを見ても売上のために商品の機能を訴求することが多くなっており、今までのような心に刺さるタッチングなコミュニケーションではなくなってしまいました。ジョブズが生きていたなら、あのようなCMを世には出していないのではないかと思っていたり。

APPLE MACBOOK “Touch Bar”

MICRO SOFT “Surface STUDIO”

Appleの素晴らしい点は、デザインだけではなく、パイプライン型事業からプラットフォーム型事業へビジネスモデルを展開できたことだと思います。デザインだけではなく戦略的にも他社のレベルを超越していること、つまり「デザイン」と「戦略」のコンボ技。ですので、XiaomiやMicroSoftがアップルを超えた。かのような反応は個人的にはちょっと違うような気がします。それはあくまで「表面的なデザイン」において視点なのかなと。確かに、デザインクオリティだけを見ると、各社次元が違うレベルで高いクオリティなのですが、商品を通して何を伝えたいのかという「哲学」に部分ではAppleを超える企業は出てきていないのではないかと思われます。またAppleにおいてもその「哲学」が薄れてしまっている感覚は否定できないですが。

「デザイン」の重要性が世界に根付き出したことは、とてもポジティブな変革だと思っていますが、今度は「哲学」の重要性が根付いていって欲しいなと思う次第でございます。「戦略家」としては、Appleや他のまだ誰もベンチマークしていない企業が、全く別の市場に対して画期的な革新を起こそうとしているプロジェクトに期待したいです。

WHO WILL BE THE NEXT WINNER

AUTHOR INFORMATION

GENKI IMAMURA

GENKI IMAMURA

FOUNDER / BRAND DIRECTOR

BEES/HONEY INC Founder + Brand Producer ハワイ大学マノア校 ビジネス学部卒業 アメリカにてスタートアップ・ベンチャー企業の立ち上げとブランドプロデュースを担当。帰国後、2010年にブランディングエージェンシーとして幅広いブランディングを行うBEES/HONEYを立ち上げ、事業の立ち上げと売却を経験。現在は上場前後のスタートアップからミドルベンチャーなどIPO前後の企業に対してブランディングだけでなくブランド思考に基づくコンサルティングやアートディレクションを行っている。クライアントにはLevarages, Richmedia, Unimedia,UUUM, MACROMILL, Mobercial など

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